本書は正岡子規が東京大学予備門の青春時代から亡くなるまでを夏目漱石との交友を主題の一つに描いた小説である。

 二人が近代日本文学に与えた影響力の大きさは折にふれ見聞していたが、この本を読んで改めてそれを教えられた。
それにしても、子規の俳句、短歌にかける情熱のひたむきさ、一途さに圧倒される小説である。

hon201406