「私」という男の生涯    石原慎太郎 著

帯封に「自分と妻」の死後の出版のために書かれた自伝とある。
作家と政治家の二足のわらじを履いて、駆け抜けた人生。
私生活のことも、赤裸々にオープンにしている。妻の死後に出版せよと遺言した理由もこれかと納得。
弟裕次郎の映画界へのデビューについても、芥川賞作家として大きな影響力を及ぼしているというより主体的に売り込んでいることが良く分かる。
政治の世界においても青嵐会の結成。その内での人間模様も納得。
司馬遼太郎は明治時代を、坂の上の雲を見つめて登った時代と形容した。
著者は終戦後の数十年を近代日本国の青春時代と呼び、こういう時代は二度とこないだろうという。
それだけいい時代だったというノスタルジーが感じられる。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次